はかた地どりについて About the HAKATA-JIDORI
「はかた地どり」とは?
誕生の背景 鍋にあう料理――はかた地どりは「福岡県の郷土料理である筑前煮や水炊きをもっと美味しくしよう」という発想が原点となって誕生した、福岡県産の地鶏肉です。
はかた地どりの特徴
国内の在来種(昔からいる地鶏)の中で、最も美味だと言われている軍鶏(シャモ)と、旨味成分であるイノシン酸を多分に含むサザナミを祖父母に持ち、これに肉づきのよい白色プリマスロックをかけあわせたものが「はかた地どり」です。
地鶏ならではの噛みごたえ、噛むほどに増す旨味に加え、肉質がきめ細やかでサクッとした歯切れのよさを楽しんでいただけます。
30年の歴史 はかた地どりが誕生してから、早いもので30年以上もの月日が経ちました。これからも皆さまに愛され、信頼できる地鶏肉として、手塩にかけて育ててゆきます。
地鶏の条件と特徴
地鶏と在来種
「地鶏」とは、在来種由来の血液百分率が50%以上の国産銘柄鶏の総称です。
「在来種」とは、昔からその場所で生きつづけてきた種のことで、軍鶏などがこれに当ります。
地鶏肉の条件
正式に「地鶏」として販売するためには次のようないくつかの条件を満たす必要があります。
鶏の品種 | 日本在来種(明治時代までに成立、定着したもの)の血液率が50%以上 |
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飼育期間 | 75日以上 |
飼育方法 | 28日齢以降は平飼い飼育をしていること |
飼育密度 | 28日齢以降は1平米当り10羽以下で飼育すること |
この条件はJASが定めているものです。
はかた地どりはJASの規定に準じて飼育された地鶏です。
はかた地どりが機能性表示食品として認められました
県産ブランドである「はかた地どり」の胸肉が、認知機能の低下を抑止する効果が期待されるとして、消費者庁の機能性表示食品に認められました。
九州大学協力のもと、分析の結果、はかた地どりの胸肉には「アンセリン」「カルノシン」とよばれる、加齢により衰えがちな認知機能の一部である、個人が経験した比較的新しい出来事に関する記憶をサポートする成分がより多く含まれていることが認められ、生鮮肉類では全国初の「機能性表示食品」として認定いただくに至りました。
※九州大学院 農学研究院 福岡県農林業総合試験場 畜産部 調べ。はかた地どりの胸肉には一般的な鶏肉に比べ1.7倍程度のイミダゾールジペプチド(「アンセリン」「カルノシン」)が含まれていることが確認された。
紹介用ポスター(クリックで拡大します)